安定して売れないときの2つのアプローチ【ブランディング相談で多いお悩み】
ブランディング相談会には「ブランディングすると今より状況がよくなるのでは」と興味以上に期待感を持ってご予約される方が多い印象です。中でも、「安定して売れない」というお悩みがちらほらあります。
起業して数年たち、ブランディングの必要性をなんとなく感じ始める時期は、起業初期のやり方のままでは売上が伸び悩んでしまったり、また、このままでいいのかなと不安を感じる時期でもあります。
「継続性のある売上」へ、どう向き合えばいいのか、個別サポートでできることを解説してみます。
毎月の売上が安定しないと気持ちも落ち着かないですね。
売上が上がらない原因を整理すると、短期的・長期的な2つのアプローチが見えてきます。
売れない原因を2つに分ける
相談いただいたら、どんな場合でも最初に相手の方の商品やショップを拝見したり、時には利用させてもらったり、競合もわたしの目でチェックしたりもします。
正直なところ、この段階で「この人ならこの方向にとがらせたらもっと売れるようになるんじゃないかな」とアイディアが思いつくのですが・・・「相談会」だからと言って、この段階で闇雲にアイディアを伝えたり、試してもらうのは相談者さまのためにならないなと考えています。
なぜなら、解決策の「策」の部分だけを教わっても「わかった気」になってしまうだけで、ブランディングや集客の全体像を捉えられていないと結局自力では解決できないからです。
そこで、まずは「いま売れていない原因」を2種類に分解してお話しするようにしています。
その2種類とは
- ブランディングからじっくり取り組む課題
- 売上アップやリスト獲得のために今すぐ取り組める対策
この2つをちゃんと分けて伝える理由があるんです。
ブランディングのためにはいきなり答えを出せない
相談に来られた方は、今すぐ解決できるアイディアを求めがち。でも私がアイディアを出してしまうとそれが答えになってしまうんですね。すると、相談者さんのビジネスなのに私が進む方向を決めてしまうことになりかねません。
それはつまり相談者さんのお客様を置いてけぼりにすることになるんです。
お客さまが悩んでいることを自分の強みで解決できるからこそ、正当な価格で買ってもらえる、それがビジネスです。
安定した売上に悩んでいる人の多くは、起業のきっかけが自分目線に近く、「好きなことをそのまま商材にした」「得意なことだからなんとかやってこれた」状態です。ブランディングをきっかけに、徹底的にお客さま目線になることで、「自分が望むお客さまに選ばれ続ける」状態へ作り替えていく時期なんですね。だから、具体的な売り方の前に決めなきゃいけないことがたくさんあるんです。
例えば
- どんな悩みを持ったお客さまに売るか
- どんな商品でその悩みを解決するか
- どこで売るか
- お客さまをどんな未来につれていくか
- 自分はどんな未来に行きたいか
このような、「誰のために、何のために、貢献するのか」というビジネスの根本(コンセプトと呼ぶこともあります)は、事業主である相談者さまご自身で答えを捻り出さなきゃいけない。
私は、そのひねり出し方をノウハウとしてお伝えして、並走するのが本来のブランディングサポートだと考えています。
これが、「ブランディングからじっくり取り組む課題」なんです。
未来を見据えてブランディング以外でも売上の底上げをしておきたい
ブランディングに関わらず、すぐに売上が底上げできそうなアイディアについてはお伝えすることがあります。なぜならブランディングは効果がでるのに時間がかかるから。
ブランディングに一生懸命になるあまり、今の売上を落としてしまわないようにしたいということと。売上が安定しない状態がずっと続くと、精神的にもしんどいですよね。その状態で自分の内面を深く探ったり、時間のかかるリサーチに取り組んだりするブランディングに取り掛かっても、いい答えが出にくいのではないでしょうか。
起業して数年を経てブランディングに取り掛かろうという方は、実は集客や販促の面でもテコ入れできる状態の人は少なくないんです。かといって、テクニックのテコ入れだけやっても効果は頭打ちになります。
そこで、まずは「いますぐできる対策」で新規のお客さまの買いやすさを高める・既存のお客様との関係性を育てる、などでキャッシュの流れを良くしておく。するとブランディングした後にスムーズに売れ続ける環境に繋がりますね。
ただ、ここで注意したいのが、今すぐできることは「手当」でしかないということ。応急処置、とか、小手先、とか、そういうイメージです。安定しない状態のまま手当をして売上が上がったように感じても、ブランディングをやらなくていいと勘違いしないでほしいんです。
ブランディングはビジネスの上流部分。しっかり固めると基盤(コンセプト)も整い、流れてくるお客さまの絶対量が増えるので、下流を手当したことで整った集客ルート上を無理なくゴール(購入・継続)まで進んでもらえる環境を目指せますよ。
ブランディングサポートでの解決ステップ
「ブランディングで取り組むべき課題」と「今すぐできる対策」の違いは理解できたでしょうか。
ではこの二つを、どのように絡めながらブランディングしていくかというと、まさに「行ったり来たり」という表現がぴったりだなと思っています。
スモールステップで軸を見つける
実際に個別サポートが始まれば、初期段階で集客ルートを見直しご自身の未来設計もしていただきます。
今やっていることからスタートすると迷子になりやすいので、未来から逆算して現在とのギャップを埋める作業が大事なんです。10年後、5年後、3年後、と未来から逆算していくと、現在のままではコンセプトがずれてしまうと自分で気づくことができます。それを、自分の強みを知ることと、お客さまや競合のリサーチを繰り返していくことで、根拠あるコンセプトに矯正していきます。
これが、よく言われる「軸」を見つけるためのブランディングでもあります。答えを自力でひとつづつ見つけて擦り合わせていく過程で「今すぐできる対策」の幅もどんどん広がっていきます。今の集客ルートをどうやって修正していくかが具体的になるので、「お客さまを取りこぼさない」「お客さまとの関係を切らさない」対策に取り組めるようになるんです。
ブランディングと集客・販促を行ったり来たりする、一人でやると迷子になってしまいそうですが、一緒にやるから先に進みやすくなるんです。
1対1だから自然に先に進める
だけど、最初は表面的な解答しか出てこないものなんです。私との関係性もまだ薄く、また、相談者さま自身もどこに解決すべき問題が隠れているのかが見えていないので、取り繕った答えが出てきたり、考え方が浅かったりもします。反対に、見失いたくない初心の心意気もあるわけですね。
何度もZoomやチャットでやり取りをしてコミュニケーションを重ねていくと、会話の端々に「無意識の本音」がポロッとこぼれることがよくあります。個別サポートで使うツールではそれをまさに言葉通りにかき集めておけるんです。
ブランディングを進めていく過程で掘り返して、「こういう願望があるなら目標に落とし込んでみましょう」と道筋つけて整理していくから、自分の潜在的な願望を無視しない軸にたどり着くことができます。
さらに、1対1で壁打ちしていくことで、思考がどんどん整理されて先に進んでいけることも大きなメリットの一つですよね。
このようにブランディングしながら集客&販促の両面からアプローチできるのが、ブランディングサポートの魅力です。
やってみたいなと思われたら、まずは相談会へご予約ください。お待ちしています^^
相談会に参加されたお客さまのご感想
客観的な意見が欲しいと思っていたので、迷わず(少し勇気を出しましたが)相談会に申し込みました。細分化することで一つずつできそうな希望が持てました!緊張しましたが、和やかな時間でとても楽しかったです。 情報量もすごく的確で、でもテキパキし過ぎず優しい雰囲気が感じられたので、安心して何でも聞けてありがたかったです。
コンセプトなど相談できアドバイスをいただける方を探していた時にスレッズを読んでお話してみたいと思いました。相談会でお話いただいた事ができれば解決できる、でも一人では難しそう、できたとしても時間がかかると思いました。読み返してコンサルをお願いしいたいと思いました。よろしくお願いします。