ブランディングで叶える!「理想の生き方」を見据えたバランスのいい価格設定

「売り上げを上げたいから価格を見直したい」
「頑張って働いても収入につながっている気がしない」
売れるまでも、売れてからも、価格にまつわるお悩みは尽きません。
どうすれば自分が納得できる価格で買ってもらえる状態が作れるのでしょうか。ブランディングの側面から、意図的に価格を設定する必要性とマインドをお伝えします。
- 今のままの価格では、働いても収入が伸びない
- 自分のサービスはもっと価値があるはずだけど、値上げする勇気が出せない
- 値上げするとお客さまが離れていきそうで不安
- 原価率だけで価格を決めている
- 自分の生き方をビジネスやブランドに反映させたい
価格設定はなぜ必要?

わたしは女性起業家さん向けにブランディングサポートをしています。
サポート期間も終盤に差し掛かると、サービスの価格設定も見直すことができるようになります。ブランドの軸が固まって魅力が再構築されたら、もっと上を目指していける。だからこそ価格を戦略的に決めていきたいところです。
例えば、原価に利益率を掛けて売価を決めるだけじゃもったいないんです。お客さまはもっと価値を感じてくれているかもしれないのに、今のままでは「安売り」になっていませんか?
価格=価値。だからこそ、伝えられる価値・貢献できる価値が上がれば価格も見直していいんです。
「こんな生き方をしたい!」を実現するための事前準備

価格設定はビジネスでは戦略です。
販促にいくらかけるの?いくら利益を残したいの?すべての数字には目標があります。
その判断の基準となるのは、やっぱりブランディングです。
それは、お客さまのために貢献する「価値」を「価格」に置き換えて考えるから。
ところで女性起業家さんには「こんな生き方したいな!」という理想がありますよね。「価格」を意識するためには、実はブランディングに取り掛かる前に「未来を明確に設定する」ことも非常に大切なんです。
例えばこんな内容。
・どんな生き方をしたいのか
・したくないことは何か
・どのくらい働きたいのか
・毎月どのくらい売り上げたいのか
・稼ぎを何に使いたいのか
・将来はどのくらいの売上を作りたいのか
ぼんやりと思い描いている未来を整理していくと、自分にとっての理想の時給や月間の売り上げ目標が見えてきますね。これをブランディング作業しながら「理想の生き方を達成する」ために目標数字に矛盾はない?と、常に確認していくわけです。

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理想の未来を叶えるための価格設定

ブランディングしていくと自分の理想の未来と実情とのギャップに気づきます。
結構な確率で
・稼ぎたい金額・働きたい時間から算出した売り上げ目標と、商品・サービスの価格帯がずれている
・売り上げ目標から導き出した客単価とターゲットの客層がずれている
というギャップが隠れています。このギャップに気づかないまま「今の価格が安すぎる気がするから、単価を高くしよう!」だと失敗します。ターゲットと提供できる価値の内容から見直さないと、ただ客離れを起こしてしまうだけなんです。
価格帯が異なればターゲットが変わります。ターゲットが変わると商品が必要な理由も変化します。つまり、価格によってお客さまがほしいと思う商品が違ってしまうというわけ。
「このぐらいの価格で売りたい」と思っても、お客さまには価値が伝わらない金額かもしれない。
「このくらいの収入がある人に選ばれたいな」と想定しても、その人たちが納得できる価格帯ではないかもしれない。
あるいは、お客さまの価値観と価格帯がフィットしても、目標売上が達成できないかもしれない。
そんなミスマッチの原因には、未来設定と価格設定に矛盾が起きていることが多いのです。

例えば同じ指輪でも、気軽につけられるジルコニアが欲しい女子大生とプロポーズにダイヤモンドが欲しい男性では求める価格もデザインも大きく違いがありそうです。つまり、価格と商品の内容とお客さまの願望にはバランスがあるということ。
さらに、目標とする売上規模が変われば最適な集客方法やサービスの構成も変化します。
お客さま・売りたいモノ・売りたい価格のバランスまで意識することが大事。目標を数字で理解するためにも、しっかりと根拠ある価格設定をしたいところです。

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中長期の目標を定期的に見直す
ブランディングに取り掛かる前に「未来を明確に設定する」ことが大切だと述べましたが、「未来って現時点で決められるものじゃないよね?」と思いませんか?
まさにその通りです。決められないんです。
オンライン起業に欠かせないさまざまなツールを例に挙げると、コロナ禍の影響でリモート環境に欠かせないツールが増えましたよね。生成AIツールなんて、毎月のように新しいサービスが発表されています。そしてサービスの改廃や価格改定も頻度が上がっています。つまり、以前よりも社会変化のスピードが早くなっているんです。
また、自分自身にも経験が増えたりノウハウも蓄積されますし、人脈も広がります。
同時に、お客さまのニーズだってコロコロ変わります。
だから「理想の未来です!」と10年後のことまで見据えて設定しても、あっという間にズレてしまうんですね。じゃあ、どうしたらいいのでしょうか?

欠かせないのは「定期的に見直す」ことです。
ただし、そのタイミングを3年間隔など中期的に捉えると、社会は激変しています。3年ではもう見直しスパンには長すぎるんですね。だから、社会変化に合わせて見直すことが大事なのです。
だから私は、3年後の目標を毎年更新することをおすすめしています。持続的に未来を見直すブランディングで、現在の行動も逆算して変えることができますよ!
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まとめ
自分が提供できる「価値」に正当な価格をつけたいなら、理想の生き方を反映したブランディングが大事です。ぜひ、目標設定の根拠としてこの考え方を取り入れてみてくださいね。
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詳しいやり方が知りたい、一緒にやってほしい、という場合はブランディングサポートをご検討ください!