ブランディングは不必要なの!?ブランディングデザイナーが反論してみた!
SNSコンサルタントさんや起業塾が増えてきた今、ご自身の強みを押し出すあまり、マーケティングの本質からずれた発信をしているケースをよく見かけます。(これを信じて行動すると危ないよ〜と、心が痛いです)
なかでも「ブランディング」については
- ブランディングより先にやるべきことがある
- ブランディングなんてお飾りだ
- ブランディングは見栄えをかっこよくするためのものだ
そんなふうに言われて、しまいには「ブランディングはフワフワしてる」と悪者扱いされる始末。
ブランディングデザイナーとしては、黙っておけないわけで・・・
いやいや、ブランディングはめっちゃ大事なんですよ!
これがないと事業の設計ができないんですよ〜!
と声を大にして言いたいんです。
こんな言われ方をするのは、きっとブランディングに対して正しい理解がされていないからですね。
- 「らしさ」だとか「〜色」だとか、なんだか掴みどころのないフワッとした言葉で表現される
- 数字でチェックしにくいし
- 売上UPにも即効性がない
そんなブランディングは、対策が後回しにされたり「必要ない」と打ち捨てられてしまうんです。
あぁ、もったいない💦
そもそもな話、ブランディングは「ロゴ」とか「パッケージ」など視覚的な戦略だと誤解されがちだという問題もあります。まだまだブランディングは綺麗な見栄えを追い求める「世界観」のことだと思っている方も多いみたい。(世界観って見栄えのことじゃないんですが、勘違いが何重にも重なってる状態ですね)
でもね、長期的に一つのサービスを育てるなら、ブランディングは避けて通れないんですよ!
なので、ちょっと反論してみましょう。
ブランディングへの大きな誤解
ブランディングは立派なマーケティング活動
一昔前に比べてWeb集客する人が増えたせいか、「マーケティング」イコール「やらなきゃいけない」「知っておかないといけない」ものという意識が強まったようです。
だから、知っておいてほしい!ブランディングもそのマーケティング活動の一部なんです!
誰に何をどうやって売るのか、事業としてどんなメッセージを届けるのか
などなど、市場やターゲットへのリサーチを重ねることで、コンセプトを固めたり価値を高めたりする戦略的な活動なんです。
事業のブランディングができてこそ、商品やサービスを作ったり集客導線の整備が迷いなくできるようになります。
ブランディングの効果は測りにくい?
確かに、ブランディングしてもすぐに効果があがるとは言い切れないんです。
ブランディングをすることで、徐々に徐々にじわじわと認知度や好感度が上がっていくので、即効性があるわけじゃない。
でも、認知度や好感度って条件を揃えて定期的にリサーチすれば、変動を数値として見ることができるんです。
また、お客さまの声からも拾うことが可能です。
ブランディングのためにいつからどんな施策をしたか、その前後でお客さまの反応はどうかわったか?
これが効果を測る目安の一つとなります。
ブランディングは見栄えじゃない
これ、けっこう驚かれるんですけどね、ご依頼されてもいきなりロゴやパッケージが作れるわけじゃないんです。
その商品はいったい誰のためのもので、どこで販売するの???などなど、事前情報が必要。
「市場に求められる形」を模索してコンセプトを練って練って初めてデザイン制作に着手できるんです。
そのため、ヒアリングで深い質問をさせていただくと、「そこまで考えていませんでした」というクライアントさまもいらっしゃいます。
商品が良ければどこででも売れる、という時代は終わりました。
コンセプトを作るところからがブランディングです。
まとめ
いかがでしたか?あげればキリがないですが・・・たった3つ見ただけでもブランディングをすることは結構合理的だなと思いませんか?
ブランディングは価値を高め表現する方法。
ブランディングするからこそ、事業の競争力がアップするんです。
ブランディングしていないビジネスこそ、たんぽぽの綿毛みたいにフワフワなんですよ~💦