「いい商品なのに売れない」は要注意

いい商品なのに、求められない。
自分がこだわった作品なのに、売れない。
このように「うまくいかない」最大の原因は、「強み=好きなことや得意なこと」と「お客様が求めていること」のバランスが取れていないことかもしれません。
その理由を解説します
お客さまにとって買い物は「自己表現」
例えばアクセサリー作家さんの例でいうと、強みは「個性」や「センス」としても表現されますよね。
お客さまはよく見ているんです。他の作家さんや他のブランドのアクセサリーと比べて「個性的か」、自分がつけた時も「センスがある自分になれるか」、考え抜いて買い物しています。買うことで、一つレベルアップした自分になりたいから。買い物は自己表現の一つなんです。
それに対して、作家さん側が「なんかおしゃれそうだから!」「作るのが楽しいから!」というふわふわとした理由で作りたいものだけを作り続けると、思うように「売れない」という現実に直面します。お客さまが「買いたくなる理由」がないのだから、当然です。 かといって、お客さまの要望だけを聞いて自分の個性を失ってしまうと、今度は他との差別化ができなくなります。このバランスがとても難しい(でも面白い)ところですよね。
何が個性で、何がセンスで、と一つ一つ言語化できているでしょうか?
人気作家さんと趣味作家さんの違い
人気作家さんて個性的なデザインでニッチなファンがついているとか、その人しか扱えない特別な材料を開発しているとか、どこか独自のものがありますよね。 それと比べて、趣味でやっているような作家さんは、材料を100均で揃えてみたり、どこかでみたことあるようなデザインだったり、「買いたくなる理由」が見つからない状態であることが多い気がしませんか?
アクセサリーって、見た目に他の作家さんとの差別化が難しいと感じる方も多いかもしれません。だからこそ、「奥深いジャンル」×「自分の個性」だからこそ深ぼっていける分野だと思うんです。
ここで欠かせないのが、「買いたくなる理由」。つまりお客さまの視点なくしては「個性」も「センス」も受け入れられないということ。「アート」としての表現なのか、売り物なのか、で考え方が大きく変わるところです。
お客さまが買いたくなる理由を探す
趣味起業からステップアップしたい、強いブランドを作りたいなら、お客さまが「買いたくなる理由」を意識することも大事です。
それは、お客さまの声のなかにも隠れています。買ってくれたお客さまの「理由」、買わなかったお客さまの「反応」、こまかいことも拾い上げていくと、きっときっかけが見つかります。
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