【チェックリスト付】クリックさせて生き残るメルマガ戦術!?

昔から「SNSだけに頼るのではなく、メルマガも使うべき」という声は大きいのですが、実はこの記事を書いている2024年9月現在、以前よりもメルマガが届きにくくなっています。でもネットショップやコンテンツ商材など事業の内容を問わずメルマガは効果のある人気施策ですから、避けて通れませんよね。そこで、今注目されているメルマガ生き残り対策のコツを3つご紹介します!

目次

メルマガがメールボックスに届かない!?

私はリサーチとしてビジネスの組み立て方や発信が面白い方のメルマガを何種類か購読しています。勉強になったり、構築の参考になったり、競合調査の意味合いもあります。

その内訳は・・・

  • メルマガ配信スタンド公式メルマガ
  • コンサルタントさんをコンサルしている方
  • コンテンツマーケター
  • セールスライター
  • デザイナーやブランディングに関わる同業者

などさまざまです。

たくさん配信されてくるので、できるだけ隙間時間で読みたい。そこでGmailで受信したものをスマホのメルアドへ転送しているのですが・・・最近これらのメルマガが迷惑メールボックスに届くことが増えました。スマホでチェックしたメールはGmail側では開封されません、すると賢いGoogle先生に「未開封が続くなら迷惑メールだよね?」と判定されているようなのです。

これは2024年6月にGmailの規制が強化されたからだろうと推測されます。メルマガ配信者さんたちはみんな、こぞって対策している様子。読んでもらうためには内容が濃い・役に立つなんてことは大前提。さらに今は、Googleに「有益なメルマガだよ」と認識してもらうためのテクニックも必要なんですね。中でも最近はこの3つの対策方法が目立ちます。

  • リンクをクリックしてでも記事の続きを読みたくなる仕掛け
  • プレゼントコンテンツ(無料オファー)の配布
  • 購読状況の確認を定期的に実施

なぜこの3つが有効なのか、詳しく解説します!

01 リンクをクリックさせる仕掛け

メール内のリンクがクリックされることで、配信システムやGmailなどのプラットフォームのシステムが「このメルマガは読まれている」「読者がいる、ちゃんとした発行元だ」「きっと重要なメールだ」と判断してくれます。

これにより、メールが迷惑メールフォルダに振り分けられにくくなり、通常のメールボックスに届きやすくなるんですね。そこで大事なのが、本文中のリンクをクリックしたくなる仕組み作りなんです。

リンクをクリックさせる方法

  1. 関連するブログ記事へのリンク紹介
    • メルマガ本文で話題の概要を紹介し、詳細はブログで解説
    • 例:「AIの最新トレンド TOP5」の1-3位をメルマガで紹介し、4-5位はブログへ誘導
  2. 音声・動画コンテンツの活用
    • メルマガでは要点のみを伝え、詳細な解説は音声や動画で提供
    • 例:「効果的な時間管理術」の3つのポイントをメルマガで紹介し、具体的な実践方法を10分の動画で解説
  3. シリーズコンテンツの展開
    • シリーズ化して配信することで次回への期待を高まり、複数回に渡って本文のリンククリックを期待できる
    • 例:「成功する起業家の習慣」を5回シリーズで展開し、毎回1-2の習慣を紹介
  4. 限定コンテンツへのアクセス
    • メルマガ読者限定の特別コンテンツを用意し、アクセスにはクリックが必要
    • 例:「先着100名様限定!無料eBook『投資の基礎』ダウンロード」

注意点
クリックを誘導する際は、内容に価値があることを明確に伝える

本文を読むだけで完結するようなメルマガは、シンプルで読み手の負担が少ないものですが、読むだけではシステム側に重要度が伝わりにくい。たまにはクリックしてでも「続き」を知りたくなるメルマガを計画的に発信してみましょう!

02 プレゼントコンテンツ(無料オファー)の配布

クリックされることが重要ではありますが、そもそも開封されなければクリックすることもできません。日々いろんなメルマガが届くので、どうしてもメールボックスの中に埋もれてしまうこともあります。そこで魅力的なのが「無料プレゼント」です。

登録後もずっと読み続けているならば、あなたからの無料プレゼントはかなり魅力的なはずです。

無料プレゼント配布の導入のコツ

  1. 最新情報のまとめ
    • 例:「2024年上半期AI業界レポート」社会的に動向が激しいジャンルが該当しそう。
  2. 独自ノウハウの共有
    • 例:「SNSフォロワー10倍増!私だけの秘密のテクニック集」
      自分で体験した内容、自分で試してたまったノウハウなど、まだ誰も知らないテクニックは喜ばれます
  3. 限定公開ミニ講座の提供
    • 例:「5分でわかる!効果的なリモートワーク術」動画講座
      動画形式になっているとお得感がさらに上がります。視覚からもあなたの存在を誇示できるので、読者との距離も縮まりそう。

登録時に特典として無料プレゼントが付いてくることはよくありますよね。むしろ、特典がないメルマガの方が珍しいくらい。

最近は読者になった後も継続的にプレゼントされるメルマガが増えたように感じます。魅力的な内容であればメールの開封率を高め、読者との関係性も強化できます。さらに定期的にプレゼント配布があると認知されると、メルマガが解除されにくくなりますね。

プレゼント用のコンテンツを作るのは面倒!?

すでに獲得した読者のためだけにコンテンツを新たに作るのが面倒な人、いませんか?新規読者のためなら頑張れるのに、すでに獲得した人のためだけに作るなんて時間が勿体無い、と感じる人もいるかもしれません。
配信者さんを観察していると、コンテンツを使い回している方も結構多いんですよ!

例えば

  • LINE公式アカウントへの登録特典
  • メルマガ読者獲得時の特典
  • 各種メディアでの企画参加のオファー
  • Xのリツイート企画

などなど、さまざまなメディアでのオファーを使い回しています。

同じコンテンツでもうまくいく理由があるんですよ。

  • 読者は全部のメディアを見ているとは限らない
  • 内容が良ければ、ただでもらったものに文句を言いにくい
  • 期間限定で配布することで、登録するタイミングをずらして配布できるので読者の被りを減らせる

だから、読者の期待値を意識しながらコンテンツを管理して堂々と使いまわしてしまいましょう!

また、ただ配布するだけじゃなくて

  • 購読確認と組み合わせる
  • 簡単なアンケートへの回答を条件にする
  • キャンペーン参加の特典として提供する

のように読者自身にオファーを入手するために簡単なアクションをとってもらったり、読者のニーズを探る機会にしている人もいるようです。

こちらもぜひ取り入れてみてくださいね。

03 定期的に購読確認する

定期的に購読確認することで、本当に読んでくれている方だけのリストとしてメンテナンスすることができます。読まない人には届けないことで配信効率が向上し、メール配信システムからの評価も高まります。

実践方法

  1. クリック要求型確認メール
    • 例:「購読継続の確認をお願いします。以下のリンクをクリックしてください。」
  2. 特典付き確認キャンペーン
    • 例:「購読確認完了の方に、特別レポートをプレゼント!」

注意点

  • 確認頻度は読者層や業種に応じて適切に設定する(例:半年に1回)
  • 期限を設けて、クリックしなければ登録解除する旨を本文に明記する
  • 購読解除の選択肢も明確に提示し、読者の意思を尊重する

メルマガ生き残り対策チェックリスト

代表的な3つの戦略をご紹介しました。効果的に組み合わせることで、配信システムの評価を高めながら読者との関係性も強化・維持することができそうですね。

最後に、「メルマガ生き残り対策」チェックリストをご用意しました。これを活用して、ぜひあなたのメルマガ運用に取り入れてみてください!

1. リンクをクリックさせる仕掛け

  • メール本文に少なくとも1つのクリック可能なリンクを含めている
  • リンク先のコンテンツが読者にとって価値があることを明確に説明している
  • 関連するブログ記事へのリンクを提供している
  • 音声や動画コンテンツへのリンクを定期的に含めている
  • シリーズコンテンツを展開し、次回への期待を高めている
  • 限定コンテンツへのアクセスを提供している

2. プレゼントコンテンツ(無料オファー)の配布

  • 定期的に無料のプレゼントコンテンツを提供している(例:四半期に1回)
  • プレゼントの内容が読者のニーズや興味に合致している
  • 既存のコンテンツを効果的に再利用している
  • プレゼント獲得のために簡単なアクションを要求している(例:アンケート回答)
  • プレゼントの価値を明確に伝えている
  • 配布頻度が適切で、読者の期待値を管理できている

3. 定期的な購読状況の確認

  • 定期的に購読確認のメールを送信している(例:半年に1回)
  • 確認プロセスが簡単で、読者の負担が少ない
  • 確認完了者に特典や追加価値を提供している
  • 長期間反応のない読者にリエンゲージメントキャンペーンを実施している
  • 適切なタイミングで非アクティブな読者をリストから削除している
  • 購読解除のオプションを明確に提示している

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この記事を書いた人

ブランディングデザイナー・Web集客コンサル
香川県生まれ。国立大学を卒業後大手調味料メーカーで11年間勤務し独立。現在2児の母。
ブランディング・コンテンツマーケ・デジタルマーケ・オンラインショップ構築・ロゴなどデザイン制作・ナレーションなどでスモールビジネス〜中小企業のサポートをしています。
きのこの山派です。

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