「売れるコンセプト」を作る前に、自分と商品を別々にブランディングしてみよう

こんな経験はありませんか?

  • 「こんな商品を売りたいな〜」と、なんとなく作ったけれど
    自分が伝えたいお客さまに届かない
  • これまでなんとなく売れてきたけれど
    問い合わせしてくれるお客さまが自分に合っていないような気がしている
  • 新規のお客さまから問い合わせがきても途中でキャンセルになることが多い

こんな状況を変えたくて、起業塾やコンサルさんにコンセプトを作ってもらったけれど納得できない。
もしかして、「自分の軸を整えればいいのかな」とお問合せいただくことがあります。

特に、起業塾やコンサルさんに作ってもらったコンセプトに納得いかないと言う話は、本当によく耳にします。
納得いかないけれど守らなきゃ!とがんじがらめになって苦しんでいる方も多いようです。

このお悩み、ブランディングで解決できるんですよ!

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ブランディグで解決、と聞くと「え?見栄えとかデザインで解決するの?」と驚かれちゃう。なのでこの記事では、ブランディングへの誤解と手順について解説してみます!

目次

ブランディングは苦しいときの処方箋

いきなり商品を作ってしまう。
なんとなくペルソナを設定してしまう。
偶然集客がうまくいったから、商品やペルソナに問題があるなんて思えない。
だけど、やっぱり理想のお客さまからの注文ではないので、お仕事していても苦しい。
リピートされにくいからいつも新規集客を頑張らなければならなくて、しんどい。
なんでなんで??

と、もがいているとしたら・・・答えは簡単です。

お客さまは、購入しないと商品の中身がわからないので、
新規集客のセンスがあれば、とりあえず売れてしまうんです。

でも、「理想のお客さま」の悩みを解決したくて生み出した商品じゃないから
お付き合いしにくいお客さまばかりが集まってきたり

購入されてもお客さまの悩みがちゃんと解決できないから
リピートされにくい状態になってしまうんですね。

そんな状況を変えるには

  • 自分の軸を顧客目線で整える
  • お客さまの悩みから商品を生み出すこと

の2つのアプローチが必要です。

これ、実はそれぞれ、事業のコアを整える「コーポレートブランディング」と「商品ブランディング」なんですよ。

「コーポレートブランディングって、大企業がやることでしょ?」と思われるかもしれません。
また、「自分のことをお客さま目線で整える」と言うと、なんだか不思議な感じがしますよね。

呼び方が「コーポレート」なだけで、実はひとり起業であっても「継続性のあるビジネス」を育てるためにとても重要な考え方なんです。

ブランディングへの誤解

ブランディングというと、ロゴやパッケージのようなデザインを作って、かっこよく見栄えを整えるとか、おしゃれな雰囲気を醸し出すといった印象操作を思い描いてしまいがち。

正直なところ、デザインは情報を正しく伝えるための手段です。

どんな印象をもってほしいのか
どんなメッセージを伝えたいのか

という「デザインの意図」として、ブランディングが根拠になります。

デザインから考え始めることは本来のブランディングではないので、きれいなものを作ったことで満足してしまい、ビジネスの根本的な悩みは解決できないまま。

そしてまたデザインをテコ入れしてみたり、商品の中身をリニューアルしたりと、いつまでたっても整わないままぐるぐるトライを繰り返してしまうんです。

本当のブランディングは何することなの?

私は、ブランディングは地道な作業だけど自分が自分の味方になれると考えています。

ブランディングでどんなことをするのかざっくり解説すると

  • 自分を知る
  • お客さまの悩みと競合のことをじっくり分析
  • 自分にしか貢献できないことを言語化していく
  • 自分や商品をどんな印象で認知してもらいたいかを「世界観」として整える
  • その結果をロゴやパッケージなどのビジュアルに落としこむ

という流れ。

だからいきなり見栄えを整えようとデザインを作ることもできないし、
お客さまへの理解がない状態でいきなり商品の中身を検討することもむずかしい、ということがお分かりいただけると思います。

もしも「自分が売りたい商品」からビジネスを組み立ててしまうと、お客さまの悩みや望みとズレてしまう。だから理想のお客さまと出会えない、売れても貢献できないからキャンセルされることもあるでしょうし、継続もされにくくなります。

もしもブランディングで事業の軸を整えると、自分・お客さま・競合をビジネス全体像から俯瞰して考えることができるので、自分ならではの独自性を高めてお客さまに貢献できる環境を手に入れることができるんですね。

あなたはどちらがいいでしょうか?

誰が動かすビジネスなのか?

ブランディングすると、お客さまに自分のことをどんな印象で認識してほしいのか、その存在意義を設定することになります。

ひとり起業なら、事業母体が自分自身ということになるので、当然自分について深掘りをすることになります。

主婦起業の場合、事業主さんは主婦であり母であり女性であり・・・
さまざまな顔を持っているわけですから、

「家事をする自分」
「育児をする自分」
「友達と過ごす自分」
「趣味に没頭する自分」

「仕事する自分」は別の人格だと思いませんか?

「人柄」は一緒だとしても、学生時代の友人に気兼ねなく話せる内容と、クライアントさまに伝える情報では言葉遣いも違うし、あえて言わないことだってありますよね。

きっと、会う時の服装や髪型、メイクだって違うはず。

ブランディングは、自分をよく見せようと「盛る」のではありません。
自分という存在の中から「お客さまが信頼を寄せられる要素」を集めることで「仕事をする自分」として自分自身を再編集するのです。

なんだか難しいので、もっと簡単に言うと

「仕事をする自分」に対して
お客さまにどんなイメージや価値を感じて欲しいかを明確にする

ということ。

再編集した自分とお客さまの悩み・願望、そして競合のことを合わせて考えていくと

  • 商品や発信の方向性が定まる
  • 世界観が整う
  • 商品の内容を考えやすくなる
  • サービスの価値を上げられる

などなど、いいことがたくさん起こります。

大事なのは商品と自分を切り分けてブランディングすること

ここまで読むと、自分自身を再編集することと、商品の価値を高めたり印象をコントロールすることは、まったく別のことだと想像しやすいかと思います。

でも、ひとり起業の事業主さんを対象とした集客コンサルでは、ごちゃまぜになっていることが多いようです。

ブランディングをベースに考えると、

「仕事をする自分」が社会に対して実現したいことを
お客さまへ貢献することで叶えていく。
なかでも、○○という悩みを抱えたお客様には△△という商品で寄り添う。

という流れで、自分の想いを「望まれる商品」という形に落とし込めます。お客さまの悩みを解決しながら自分のビジョンを叶えられる事業設計・商品開発ができるというわけです。

だから私に相談してくださる方へは、自分のことと商品は切り分けてブランディングしましょう!とおすすめしています。

「自分の手で売るなら全部一緒でしょ〜」とごちゃまぜに考えると、何をしてもうまくいかない迷子さんになってしまいます。

どうやってブランディングすればいいのかなと悩んだら?

コンセプトを作りましょう、とか
集客を仕組み化しましょう、とか

どれも大事なのですが、事業の継続性を求めるならやっぱりお客さまに求められるものを提供すべき。
そのために、ブランディングが欠かせません。

ただ、作業がとっても地道で大変。
とにかくリサーチして、判断するための情報を集めて分析して判断して・・・
でも、売上を確保するために日々の活動もやめられない。
何から手をつけていいかわからない!


そんなとき、サポートがあると進めやすいんです。

わたしもクライアント様のブランディングからサポートさせていただいていますが、特に個別でのサポートだと、やりとりすること自体が壁打ちになって気づかなかった問題点が浮き彫りになったり、どんどん新しい自分が見えてくるんですね。

だから、どんどん私を利用して〜って気持ちでいます。

もしブランディングでご自身の軸を整えたいなと思われたら、ぜひ相談会へお申し込みください^^

ブランディングやコンセプト設計をサポートします

あなたのビジネスのブランディングやコンセプト設計をサポートします。
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記入例:1月10日(水)11:00~
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この記事を書いた人

ブランディングデザイナー・Web集客コンサル
香川県生まれ。国立大学を卒業後大手調味料メーカーで11年間勤務し独立。現在2児の母。
ブランディング・コンテンツマーケ・デジタルマーケ・オンラインショップ構築・ロゴなどデザイン制作・ナレーションなどでスモールビジネス〜中小企業のサポートをしています。
きのこの山派です。

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