【ブランディングのその前に】誰に何のために寄り添うのか?

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寄り添うのはお客さまだけ?

ここ数年で、お客さまに寄り添います!という類のキャッチフレーズをつけたフリーランスデザイナーさんがすごく増えた印象です。

「寄り添い」ってすごく便利な言葉でイメージもしやすいですよね。

でもイメージというのは怖いもので・・・

自分が考える寄り添いの範囲とお客さまが想定している寄り添いの範囲の
ズレが起こりやすくなる危険なワードでもあります。

私も「寄り添う」という言葉をつかっていますが・・・

寄り添うって、つきつめるとどんなことだと思いますか?

「寄り添う」の正体を、意外と答えられない

私のビジネス上のスタンスとして「寄り添って提案する」が当然だと思っているので
何かの機会に自己紹介で言ったことがあるんです。

すると、相手から

「どうして寄り添わないといけないの?」

と聞かれてしまって。。。

とにかくびっくりして思考停止してしまい

「どうして」なのかをパッと答えられませんでした(涙

お相手の方は、「もっと詳しく教えて」というニュアンスで
深掘りのために質問してくださったんですよ。

それでも私も怯んでしまったというか・・・

なにごとも当然だと思い込むのはよくないなと思った出来事でした。

「どうして寄り添うのか」

それまで当然だと思っていたけれど

せっかくのご質問だったのでゆっくり考えてみたんです。

悩み事って、一人では答えを出せないもの

問題を深掘りして対策を練る手法を知っていても、深層心理の中で何に悩んでいるのか、どこが本当の問題ポイントなのか、自分1人では気づきにくいものです。

だから私自身、行き詰まったときには誰かに頼ることにしています。

「最近こんなことに悩んでるんだよね〜」
「こんな問題が起こったんだけど、どうしたらいいと思う?」

このくらいの軽い感じで、お友達とおしゃべりしてませんか?

ビジネスでも、気軽に相談できる関係ができていることで

・1人で悩む時間をなくせる
・未然に失敗を防げる
・自分が知らなかったいい方法が手に入る

などなどいいことづくめだと思うんです。

なんで寄り添うんだろう?

今これを読んでいるあなたは、お客様に寄り添っていますか?

きっと寄り添えていないという方はほとんどいないと思います

でも、じゃあ、

そのお客様は誰?なんで寄り添ってるの?

という質問にうまく応えられるでしょうか。

どんなビジネスでもお客さまの悩みを解決することで成立していますよね。

だからこそ、解決するためにどんな視点で「寄り添う」のか
その相手が誰なのか、という点が重要だなと思うんです。

わたしたちは、どんなことでも悩みを相談をされたら
とりあえずその人の立場にたって想像しますよね。

そしてどうすれば楽になれるか、一緒に悩んだりいい解決策を探したりします。

商品やサービスというのは、お客さまにとっては悩み事の「解決策」のひとつなんですよね。

だから、ビジネスの規模に関係なく、お客様の悩みに寄り添うことで
「求めてもらえる新サービス」が生まれていきます。

これを「マーケットイン」というのですが
商品を作るときだけじゃなくて、販売するときも、購入後にサポートする面でも
すごく大事な考えなんです。

デザイナーにとって寄り添う相手は

で、ビジネスの場合に一番大事なのは「誰が誰に寄り添うのか?」なんですよ。

少し説明が硬くなってきたので、事例を挙げてみますね

例えば、デザイナーとしての私の場合・・・

私のお客様であるクライアントさまにもお客様がいらっしゃるわけです。

制作を依頼されてきたデザインはそのお客様に対して使用するわけです。

チラシを配布する、ショップカードを作る、とか・・・
デザイナーが作った制作物を手にとって使うのは
クライアントさまではなく、その先のお客様かもしれないというわけです。

そんな条件で

デザイナーは依頼主のクライアントさまのことだけを考えたらいいのかというと
それはちょっと違いますよね。

クライアントさまのお客様が制作物をみてどんな気持ちになるか
そして、見たらどんな行動をとるかを考えないと
デザインは作れないんです。

悲しいことに

「そういう戦略面の判断はまるっとクライアントさま側にお任せすれば?」

というデザイナーもいます・・・

でもね、もしクライアントさまがはじめに想定していたデザインが
その先のお客様にフィットしなかった場合

成果が出ない
使いにくい

などの理由で制作損になってしまいます。

それは私も悲しい。

だから、デザイナーはクライアントさまの先のお客さま
つまり「実際に使う人」と「クライアントさまが望む成果」の
両方に寄り添うことが必要だなと思うわけです。

クライアントさまからのご依頼を丸呑みせずに
制作物を利用される背景をしっかりと把握したり

ときには別の案をご提案することがクライアントさまの
隠れたニーズにお応えできるきっかけになりますよね。

なんのためにお仕事するのか

今回はデザイナーという仕事での例を挙げてみましたが
どんなビジネスでもあるあるだと思います。

お金を払ってくれる相手のことだけを考えちゃいけないよ、ということですね。

つまり、自分がお仕事をする理由がそのまま「寄り添う」理由だと言えそうです^^

osso

どうして寄り添うのか、
誰に寄り添うのか、
考えながらお仕事したいですね

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この記事を書いた人

ブランディングデザイナー・Web集客コンサル
香川県生まれ。国立大学を卒業後大手調味料メーカーで11年間勤務し独立。現在2児の母。
ブランディング・コンテンツマーケ・デジタルマーケ・オンラインショップ構築・ロゴなどデザイン制作・ナレーションなどでスモールビジネス〜中小企業のサポートをしています。
きのこの山派です。

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