自分軸があれば売れるワケじゃなかった!?目的別ブランディングで解決しよう!
こんなお悩みはありませんか?
「軸が整わないから、何を売ったらいいのかわからない」
「商品はあるけれど、軸が整わないから売れないのだと思う」
「売れるようになりたいけれど、何から手をつけていいのかわからない」
「資格や認定を取ったけれど、今ひとつ軸が定まらない」
軸がブレている気がして気持ちが悪い、
そのせいでビジネスもうまくいかない気がする
もしかして商品が原因なのかな
資格を取ったら強みができて軸が整うのかな
「自分軸」が整ったら売れるようになるのかな!!
と、悩んでいる方は結構多いようです。
実際、私の知り合いにも、
「資格を取れば売れるようになると思ってたよ」
という人は1人ではありませんでした。
売れないのは軸のせいではなかった!?
「自分軸を整えましょう」
「コンセプトを固めましょう」
という人は多いです。
はい、私も言います。
ただね、本当のところ、軸がしっかりするから売れるわけではないんですよ。
マーケティングでは、商品のクオリティと集客の成果はあまり関連性がありません
なぜなら、購入前のお客さまは商品のクオリティを知らないから。
購入して初めて、お客さまの想定する価値と比べてクオリティが高いか低いか、という確認ができるわけですね。
例えば
テレビで特集されていた美味しそうなパンケーキ店。
さっそく休日に行列に並んで食べたけれど、3時間も並ばないといけないほどの味じゃなかった。
とか
インフルエンサーの投稿で知った文具。
買ってみたら値段以上の使いやすさだった!
など、買って初めて結果がわかる。あなたにもその経験があるはずです。
パンケーキも文具も、競合に勝てるリサーチをして、自社ならではの強みを活かして開発されたもの。
つまり、軸があるわけですね。
それに対して、テレビでの特集やインフルエンサーの活用は集客施策です。
テレビのような影響力の強いメディアや有名な人に紹介してもらうといった「集客テクニック」がうまければ、商品のクオリティに関わらず集客はできてしまいます。
でも売れた商品に価値を感じてもらえなければ、継続されないだけ・・・。
つまり、売れるかどうかは、軸ではなく「集客」に鍵があるわけです。
軸を見直すと、商品のクオリティはあがりますが
集客ルートに穴があいたままではお客さんは購入まで辿り着けないわけです。
かといって、ブレた軸で開発された「コンセプトが曖昧な商品」は、集客スキルを上達させたとしても、継続して買ってくれる理想のお客さまには出会えません。
クレームや返金につながるだろうし、常に新規集客に振り回されてビジネスの成長が見込めません。
結局、軸がちゃんとしてないと、継続性が見込めない。
テクニックで集客するのではなく、集客の場面でも軸がちゃんと筋として通っていれば「理想のお客さま」が集まりやすくなるというわけですね。
でも「コンセプト」とか「軸」とか言われても、どうやって整えていけばいいのか分かりにくいんです。
商品から見直せばいいの?
自分のことを深掘りすればいいの?
こうした混乱の原因は、実はブランディングの対象が違うことにあると考えられます。
それ、何に対するブランディングですか?
何に対するブランディングなのか認識を間違えると、当然、やってることとのバランスが崩れてしまいます。
ブランディングは大きくわけて4つ
・コーポレートブランディング
・アウターブランディング(商品など、お客さまに認知してもらうためのブランディング)
・インナーブランディング(社員など、内部メンバーの意識に対するブランディング)
・採用ブランディング
一般的な企業では、この4つのうち「コーポレートブランディング」が企業の軸になります。
「コーポレートブランディング」とは、どんなビジネスをどんな目的で展開していくか、という根幹のようなものですね。
これがあって初めて、どんな商品を誰に対して作ろうか?とか、どんな人を採用しようかなどの議論が可能になるんです。
でも主婦のひとり起業にとっては、自分自身が会社であり商品ですよね、だからか、コーポレートブランディングと商品ブランディングをごちゃごちゃに捉えてしまうことがよくあるんです。
たから、ややこしくなるんですよ。
正直なところ、SNSなどで目にするひとり起業のノウハウにものすごく違和感を感じています。
で、自分でもちょっと有名な方の「コンセプト設計」をマンツーマンで指導してもらったりもしたんですよ。やっぱりなんか違和感があって、コンセプトは大事なのはわかるけど、なんでこんなに身動きが取りにくくなるんだろう???って不思議だったんです。
私が11年勤めた大企業で経験したブランディングの捉え方と全然ちがう・・・なんでなん?
それで、それまでのコンセプト視点じゃなくてブランディングからアプローチして分析したんですけどね、やっぱりこの4大ブランディングがごちゃごちゃになっているのが原因じゃないかなという結論に至りました。
本当は、この4種類をしっかり分けて考えられたら、組織としても商品の開発も本当にすっきり動きやすくなるんですよ。
ひとり起業でよく耳にする「軸を整える」のは「コーポレートブランディング」に近い。
どこで誰に何をどうやって売ろうという「コンセプト」は「商品ブランディング」。
「マーケティング活動」というキーワードがしっくりくる人も多いかもしれないですが、コンセプトあっての販売活動ですね。(そして、ブランディングはマーケティング活動の一部なのであながちまちがっていませんよ)
たとえ主婦がひとり起業するのであっても、商品数は徐々に増えていくわけですよね。
だから、乱暴な言い方をすれば、コーポレートブランディングで軸が整っていれば、商品が増えても方向性がぶれにくくなるというわけです。
まずはこの2つが区別できないと、ゴール設定も手順もカオス状態になっちゃいますよ!
ブランディングが先かマーケティングが先か?
じゃあ、結局なにからやればいいのか?と思いますよね。
わたしは、「あなたの現状と悩みの深度にあわせて判断する」のがいいとお答えしています。
例えば、すでに商品を売っている方でも、集客・工数や就労時間・売上などさまざまな視点で悩みが存在していますね。
まだ商品がない方だと、「自分には何ができるんだろう??」から「やりたいことはあるのに動き方がわからない」まで様々なお悩みがあります。
どんな悩みでも、根底はブランディングで解決できるんですが、それぞれ対策したい優先順位が異なるわけです。
ブランディングが先か、マーケティングが先か、と議論されることがありますが、売るものがない人にはマーケティングできませんし、何か売った経験がない人には深いブランディングが難しかったりします。
そのくせ、ブランディングも集客もすごく時間がかかる。
集客や売上で悩んでいるなら、まずは母数や集客ルートの見直しから初めて、売上を確保しつつ、並行して根本的なブランディングに着手するのがいいと考えられます。
まだ商品がないなら、自分の強みを整理しながらも「売る体験」から得られる生の情報が欠かせません。
だから、ヒアリングから悩みと優先順位を特定し、ゴールの設定と行動計画を立てることが大切なんです。
ひとり起業の「コーポレートブランディング」って何をするの?
「商品ブランディング」をしたいけれど、どこから見直せばいいの?
という方はぜひ、ご相談くださいね。おひとりおひとりに合わせた優先順位をまずは一緒に考えましょう。